学校崩壊?公立小・中学校の教員不足が2割超えの危ない現実

  • URLをコピーしました!

4月に入ってからYahooニュースで頻繁に見るようになったニュース。

全国的に公立小・中学校の教員不足が深刻な状況であること。

ニュースによると4月の新学期の時点で2割ほど学校の先生が足りていないんだとか。

新学年の初めから教員が足りていないって・・・。

完全な人員不足です。

このニュース、わが家は子どもが小学校2年生の際に10カ月に及ぶ担任不在の経験をしているので、ものすごく身近なこととして感じています。

目次

担任が突然休職。10ヶ月もの間担任教師が不在に。

過去に何度かブログでも書いていますが、昨年の子どもの学級はほぼ1年間担任が不在でした。

\関連記事はこちら/

子どもはまだ小学校低学年だったので担任がコロコロ変わる状態は落ち着かず、宿題も毎日1~2分で終了する程度のものしかなかったので家庭での学習サポートが必要だったことが少し大変でしたね。

また先生もずっと同じではないので、個人面談での会話が上辺だけのものというか、「通年を通してこう変わりました。」みたいなフィードバックも当然なし。

結局ほぼ1年間数カ月ごとに副校長やら算数の先生やらが代わる代わる担任をする状況が続き、親としては悶々とした状況で過ごすことになった学年でした。

昭和世代からは想像できない公立小学校の先生の現状

ゆるママは昭和生まれ。

自分が小学校に通っている時は学校の先生が休むということ自体が殆ど稀で、なんなら病欠する先生もほとんどいない状況でした。

なので「先生が来ない」「担任が長期間不在」なんて話を俄かには信じられなかった。

でもよその小学校に通うママ友の話では担任の先生が簡単に平日休むらしく(有給取得?)、その回数が月1~2回とかなり頻繁なんだそう。

(普通の会社員でもそんなに有給取らなくない?と思うのですが。)

また子どもが通う学校の他の学年でも担任が突然来なくなったらしく、先生が休む・突然来なくなる状態が今はデフォルトになりつつあるようです。

学級崩壊ならぬ学校崩壊

そんな状況にもかかわらず全体的な教員不足で抜けた教員の穴埋めが出来ない。

公立の学校組織は慢性的な人員不足で学校崩壊しつつあるような気がします。

先生が学期の途中で予想外に居なくなってしまったら、まず代わりの先生は来ないです。

Yahoo記事では4月の時点で教員が足りていないとのことなので、何となく1年間先生の補充はないであろうことが想像できます。

担任がいないという環境に実際に身を置いた者の率直な本音を言いますと、同じ公立小学校でなんでこんなに教育環境に差が出るんだよ!と納得できない。

隣のクラスはきちんと担任がいて指導を受けている。

片やうちのクラスは入れ替わり立ち代わり先生がコロコロ変わる。

公立なんだから均一的な教育環境に整備しなさいよ!と親としては思う訳ですよ。

学習内容以前の問題で、もはや公立学校は教育環境という大前提が保全されていないのが現状です。

中学校は私立を検討するきっかけに

中学受験の受験者数は増加の一途だそう。

最近の傾向としては「何が何でも難関校!」というよりは「子どもに合った学校を選びたい」と初めから中堅校を志望する家庭も増えているそうです。

中学受験をする家庭がどのような考えで公立中学を避けるのかは分かりませんが、少なくともゆるママは「公立中学の環境が怪しいから私立に行った方がいいのではないか。」と思っています。

公立小学校で学級崩壊クラスに在籍してしまった故の意見です。

それまでは別に子ども本人が希望するなら公立の中学でもいのではないか?と思っていたのですが、意見を変えざるを得なかった。

そもそも教員の長時間労働や重労働の問題はもう何年も前からニュースになっていた話なんですよ。

それもあって教員希望者は減少の一途、でも自治体は今まで有効な手を打ってこなかった訳ですよね?

日本の少子化問題と同じで何故ここまで放置した?

問題が小さい間に有効な手立てをすることもしなかったのに、手を付けられなくなった今この問題を解決する能力が政府・自治体にないと思うのが自然。

公的な機関に期待するよりも、自衛策を模索しないと将来色々後悔するのではないか?

と思っているので、教育やお金、老後のことはリスク回避策を自分で講じることにしています。

公立学校の環境改善でやれることはあるはず

もはや半ば公立の学校に見切りをつけているゆるママですが、それでも公立の教員の労働環境を改善するための策はあると思っています。

労働環境が改善されれば教員希望者も増えるでしょう。

・雑用をするパート事務員を各学校で採用する。
・部活は受益者負担の原則に基づいて有料にしてコーチを雇う。

これだけでも先生の負担は減ると思うんですけれども、どうなんでしょうか?

海外だと部活なんてものはなく、アフタースクールの活動が有料で受けられるようになっています。

なんというか、日本人は無料又は低額でサービスを受けられるのが当たり前と言う考えが浸透しすぎなんじゃないか?と思うのですよね。

義務教育なので教育自体は無料で受けられるとしても、希望者だけがやる部活まで無料にする必要なくない?というのがゆるママの考えです。

東京都知事には「私立中学校に通う家庭に10万円を配る。」なんて言わずにその資金で公立の学校の環境を変えて頂きたいものです。

以上ここまでお読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・英検準1級
・TOEIC940点
・フランス語検定準1級
留学経験なしママによるおうち英語とおうち学習実践

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次