年末に突然降ってわいた日銀のYCCの修正。
10年国債のYCC(イールドカーブコントロール)を̟∓マイナス0.25%から0.5%まで変動幅を引き上げるという話でした。
これ、あくまでYCCの話であって、直接固定金利を引き上げたわけではありません。
YCCとは、簡単に言うと債券市場での10年債の利回りを日銀がコントロールするという政策。
日銀はこのYCCを0.25%に抑えるために、無限指値オペと言う「金利を0.25%に抑えるために国債を買って買って買いまくってやるぜ!」という政策をしていたのですが、この金利の上昇を0.5%までは許容しますと方針転換をしたのです。
でも、世間ではこの日銀のYCCの修正を「今後金融緩和を終わらせる方向に転換した」と見ており、結果、今後金利は上がる方向に行くだろうとの印象を与えることになりました。
で、年末に早速メガバンクの住宅ローンの10年固定金利引き上げが発表。
三菱UFJ銀行 +0・18%→3・7
三井住友銀行 +0・26%→3・79%
みずほ銀行 +0・30%→3・50%
※優遇金利も同様に上昇しています。
三井住友銀行 +0・26%→3・79%
みずほ銀行 +0・30%→3・50%
※優遇金利も同様に上昇しています。
因みに変動金利はまだ上がっていません。
でも、個人的には確実に金利の方向性が変わったと思います。
そしてそれが不動産市場に与えるインパクトも大きいと感じる。
多分一気に金利が1%上昇するようなことはないでしょうが、変動金利も徐々に上がっていくことが予想されます。
金利の変動はモロ不動産価格に影響を与えるため、不動産価格の潮目が変わったのは固い。
「あの頃はすごいバブルだったよねー。」
となるのか
「住宅は今の価格で適正です!今後も下がらん!!」
となるのか、あと1~2年しないと分からないでしょう。
因みに日経平均も爆下げ中。
一般的には、日経平均と不動産価格には相関関係があると言われています。
これを踏まえて、わたしはあと半年くらいは不動産価格を慎重に見ていきたいと思います。
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