先日岸田首相が「異次元の少子化対策をやる。」と言っていましたね。
ごめん、異次元の少子化対策って何?
今までの経過を見ていたらさ、多分岸田さんには普通の少子化対策も出来んと思うよ。
異次元って何するの?具体的に言えないなら訳の分からん枕詞使わんほうがいいよ。
と、岸田首相への文句は置いておいて。
今少子化がどれくらい進んでいるのか、厚労省が出しているグラフで見るとちょっとビビった。
本気で日本、消滅するんじゃないの?と思ったよ。
私が生まれた昭和5〇年(今から約40年以上前)と今の出生率を比較すると、なんと今の出生率って私の生まれ年の半分くらいしかないの。
単純に子どもの数が40年以上前と比べて半分しかいないってことね。
具体的な数字で考えると、「え!こんなに子どもの数減ってるの!!」とビックリする。
少子化って30年くらい前からずっと言われ続けていたけれど、この間何か対策をするでもなく、ずるずると進行してしまった。
それを今更「異次元でやります!」「マジだからさ!!」なんて言われても、「はあ?今まで何もできなかったんことをどうやって今更やるつもりなんだ。具体例を出せ!」なんて思う訳なんですが。
東京都が一律子どもひとりに付き月額手当を5,000円払う
なんて言っているけれど、多分少子化の原因は子育てのしにくさに起因するものじゃないと思う。
自分の子ども時代と自分の娘の環境を比較して思うのが、結婚していない大人が恐ろしく増えていること。
多分少子化の根本的な原因は未婚率の激増なんだよね。
わたしが子どもの頃は「あの人、結婚していないのよ。」と、未婚の人は親戚内や近所で子どもにまで伝わるウワサレベルの稀有な存在だった。
語弊を恐れずに言えば、結婚していない人はまともな人間じゃないくらいの感覚だったんだと思う。
(昭和時代の人間のデリカシーのなさと言ったら・・・。)
実際私の親戚のおじさん、おばさんは全員既婚者で子どももいた。
でも自分の娘の立場に立ってみると、〇〇おばさんも△△おばさんも結婚していない。◇◇おじさんもそういえば結婚していないわ。
という具合に、40歳になっても一度も結婚したことない大人が親戚内にめちゃくちゃいます。
10年前は男性のうち生涯未婚の人が25%と言われていたけれど、多分この数字減っていることはないと思う。
それに同じ幼稚園や学校に通う家庭を見てみると、ひとりっ子家庭って少ない。
大体2人兄弟のところが多く、その次が3人。
ひとりっ子は4人兄弟と同じレベルの感じがする。
感覚的にですが。
だから子育てにお金配っても意味ない。
(貰えるものはありがたいですが。)
でも人の価値観もすごく多様化してしまっているし、30年前と比べたら生活様式も大分様変わりしてしまっているから、婚姻率がいきなり上がるのは難しいだろうね。
しかし、子どもの数がこれだけ減っていると聞いて初めに頭に浮かんだことが「大学入試に合格しやすくなるんじゃないの?」ということ。
分母が減ったら入試に受かりやすくなる訳ではないかもしれないけれど、合格の定員が昔のままで受験者数が減っていればその分大学に合格しやすくなりますよね?
そう考えると子どもの勉強の在り方が30年、40年前と同じってすごい違和感しかない。
昔と比べるとそこまで競争激しくないんじゃないの?
イーロンマスクが言っていたように、日本はこのまま消滅に突き進んでいくのでしょうか。
(消滅する前に国が大分ボロボロになりそうな気はするけれど。)
残なんだけれど、わたしは日本の少子化問題はもう手遅れ、指をくわえて日本がどんどん先細っていくのを見ているしかないと思っています。
だから今後「日本語しか出来なくて日本でしか生きていけないのはリスクが非常に高い。」と感じる。
もう30年前と今の日本では世界の中での立ち位置が違うのだから、昔の常識で考えていたら確実に失敗すると思いませんか?
わたしはそう思います。
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