小学校3年生で英検3級の1次試験に無事合格した小学3年生の子ども。
今回英検3級を受験する際、大きな壁となったのがWriting(英作文)。
一応帰国子女もどきなので英語を聞くことは出来る。
そしておうち英語を頑張ったおかげで英文を読むこともできる。
ただ、英語はほとんど書くことが出来ない。
「え~、英語なんて書けなくても他の選択問題で点を取れば合格するんじゃないの?」
なんて思ったあなた、それは大間違いなのですよ。
作文が書けないと英検3級には絶対に合格出来ません!
今回は英語をほとんど書けない小学生がどのようにして英作文の試験対策をしたのか。
この1点に焦点を当てたいと思います。
英検3級の受験を予定している方、興味がある方は是非最後までお読みください。
英検3級はWritingがゼロ点だと合格できない。
英検3級の試験問題は以下の構成と点数配分になっています。
・Reading(配点33%)
・Listening(配点33%)
・Writing(配点33%)
問題のほとんどの分量を占めているのがReadingパートなのですが、実は点数配分が33%しかありません。
Reading、Listening、Writingは全て点数が均等配分されているのです。
そして英検3級の合格ボーダー得点が大体7割と言われているので、ひとつのパートでゼロ点を取ってしまうと合格の確率がほぼゼロになってしまうのです。
実はこの点数配分を理解していない方も多く、その為「いや、作文がゼロ点でもどうにかなるでしょ。」と思っている方も多いのです。
(それはゆるママのことなんじゃ・・・。)
ゆるママ、このことを知ったのが試験2週間前。
この時点で3級合格が絶望的となる。
(この時点でほとんど英語を書けなかったので。)
今回の試験を諦めるか、2週間で英作文の能力を爆発的に向上させるか・・・。
どちらかの選択を迫られた結果、後者を選択、やれるだけのことをやることにしました。
3級の英作文、これだけやれば合格する!
とは言え、たった2週間でスラスラと英文が書けるようにするのは絶対に無理。
そこでゆるママは英語の基礎能力の向上を無視して英検3級に合格するためだけの対策を考えました。
ゆるママが過去問を10題ほど見たところ、以下の文章構成で解答できる問題がほとんどでした。
作文解答例
①質問に対する答え
②理由
「①質問に対する答え」と「②理由」の書き方のポイントを押さえてしまえば、どんなに英文が書けない子でも合格する確率が高くなります。
それではひとつずつポイントを見ていきましょう。
Writing問題の例として、今回出題された問題を使います。
試験問題:What is the most exciting sport for you?
「①質問に対する答え」は質問文を写す。
解答例
「The most exciting sport for me is swimming.」
解答のハイライトの部分は問題文を書き写すことで正しい英文を書くことが可能です。
あとは「 swimming」の部分は適当に書ける単語を書くか、仮にスペルを間違えても部分点は貰えるはず。
取りあえず1番最初に書く答えの文章に関しては、書き写せるものは書き写す。
上手くいけばこの方法で1文完璧な英文を書くことが出来ます。
問題文の英文を写せる箇所はそのまま書き写す。
「②理由」は型を丸暗記する。
どんな質問に対しても、その答えの理由を書くことで英作文が完成します。
ただ書けない子にとっては、簡単な理由を書く事ですら難しい・・・。
そこで理由の書き方は英文の型を覚えてしまいましょう。
解答例
I have two reasons.
First, it is fun for me.
Second, I like swimming pool.
上記ハイライトの部分、これは理由の書き方として型を覚えます。
ハイライトの部分だけでも正確に書けるよう、きちんと書く練習もしましょう。
因みにわが家、「it is fun for me.」という文章も最低限書けるようにしておきました。
この「it is fun for me.」は丸暗記して書けるようにしておくと何かと便利なフレーズです。
過去問の8~9割ほどはこの1文を使いまわすことが出来ました。
「理由」の部分は英文の型を丸暗記する。
語数が足りない場合の「付け足し文」を考えておく。
作文問題の語数の目安は25語~35語。
あまりに短い文章だと語数が足りなくなります。
仮に先ほどの解答例を組み合わせて文章を作ると
The most exciting sport for me is swimming.
I have two reasons.
First, it is fun for me.
Second, I like swimming pool.
合計23語数と少し足らない。
そこで語数合わせの追加文として、わが家は以下の文章を必要に応じて書くように子どもに指導しました。
「I like to do it with my mum.」
取りあえず動詞の部分は「do」にしておけばオールマイティーに使いまわせます。
ただ多少語数が足らなくても大きく減点されることはないと思うので、追加文は無理そうなら書かなくても大丈夫だと思います。
下手に書いて文章の意味がおかしくなるなら、書かない方が吉の場合もありますからね。
語数合わせのための英文を用意しておく。
実際の解答と得点
子どもが実際に書いたらしいWritingの解答はこんな感じでした。
試験問題
What is the most exciting sport for you?
解答
The most exciting sport for me is tenis..
I have two reasons.
First, it is fun for me.
Second, I like tenis.
I want to play with my mum.
テニスのスペルが間違っています(笑)。
解答が手元にないので子どもの証言を元に書きましたが、実際の解答はもっとスペルミスなどがあったかもしれません。
そして文章も本当に単純ですよね。
理由が「楽しいから」と「好きだから」というシンプルさ。
そして得点は以下の通りでした。
・内容 3点/4点
・構成 3点/4点
・語彙 2点/4点
・文法 3点/4点
合計11/16点(69%)
こんな簡素な文章でも合格点に達しています。
とにかく内容よりも単純な文章を正しく書けるようにする。
これがwritingの合格点を取るためのコツです。
英検は対策で合否が左右される。
元々英検のための勉強をするつもりはないわが家。
英検はおうち英語の目安、アウトプットの場としての位置づけでしかありませんでした。
それなのに今回意に反して英検対策をガッツリやってしまったその理由・・・
英検受験料が高額だったからです。
だって3級で6,400円ですよ?高くないですか?
「まあ受からなかったらそれでもいいか。」という軽い気持ちで申し込んだものの、イザ6,400円がドブ捨てになるかも・・・と思い始めたら「やれることはやってからドブ捨てしよう!」と思いません?
母のセコイ心が英検合格に気持ちを突き動かす。
あと子どもも英検に受かりたいという気持ちが多少なりともあったこと、小学生のうちに3級までは合格してしまいたかったということもあり、今回ガッツリ英検対策をすることとなりました。
まだ2次試験を控えているので今の時点で見事3級合格とはなりませんが、2次試験に落ちた場合でも1次試験免除の申請が出来るようなので、取りあえずの高いハードルはクリアしたわが家。
もうちょっと頑張れば準2級も受かるのかな?
なんて新たな欲が母子でわいている今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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