【予算3千円おひとり様活動】感情が交錯するオッペンハイマーを観に行く1日。

  • URLをコピーしました!

こんにちは、ゆるママです。

春休みが終了し、時間が出来たので久々の予算3千円のおひとり様活動をしてきました。

おひとり様活動の過去記事はこちら。

今回のおひとり様活動で向かったのは映画館。

アカデミー賞受賞作品でもあるオッペンハイマーを観に行ってきました。

映画が世界的に公開されたのは2023年の夏だったものの、日本では公開されず。

ご存知の通りオッペンハイマーは「原爆の父」と言われており、広島と長崎に原爆を落とされた日本での公開は一旦未定という形を取ることに。

「もしこの映画が日本で公開されたなら、日本人が持つ歴史の裏側の出来事として観てみたい。」

そう思っていたので、2024年3月29日の公開を知ってから必ず映画館に行く事を決めていました。

目次

火曜日は映画が1,300円で観られる。お得なシネマイレージ会員。

子どもと映画に行く機会が増えたので、ゆるママはTOHOシネマイレージ会員になっています。

映画を1回鑑賞するごとにマイレージが貯まる他、火曜日は1,300円で映画が観られるというかなりお得な内容となっています。

映画館は最近値上がりして大人料金2,000円になったので、火曜日に映画に行ける人なら会員になるのがおススメ。

オッペンハイマーの映画は180分あるので、朝イチの回に行く事に。

一番都合がいい開始時間を選んで、今回は御徒町にあるTOHOシネマズ上野に行くことに。

JR御徒町の駅から徒歩1分とかなりアクセスが宜しい。

映画館でコーヒーでも買おうと思ったものの、カフェラテ1杯550円もしていたので諦める。

いつか好きな食べ物を一瞬の躊躇なく買えるくらいリッチな人間になりたい。

映画オッペンハイマーのあらすじ。

※ネタバレになる記載もあるので、見たくない人は飛ばしてください。

++++++++

映画を観て色々感じることはあったのですが、ひと言、月並みな言葉で言うならば

重い。

また登場人物が多く、時代が交錯することから、オッペンハイマー氏のバックグラウンドの予備知識がないと初め何が何だか良く分からない。

観に行く前に予備知識を入れておけばもっと理解できたのに!という残念さが残る映画となりました。

時代は第二次世界大戦。

ドイツの科学者が核分裂の実験に成功したことで、ナチスが核爆弾の開発に成功するのではないかという懸念が生じます。

そこでアメリカはナチスよりも先に核爆弾を保有するために、国家プロジェクトとして「マンハッタン計画」を始動、そのプロジェクトの責任者として抜擢されたのが量子力学を研究していたオッペンハイマー氏でした。

オッペンハイマーは着実に核爆弾の完成に近づいていくも、完成前にドイツが敗戦し、また敵国であった日本も戦況が悪くこの時期はもう敗戦が確実視されてた頃。

本来ならもう核爆弾を完成させる必要などないものの、プロジェクトは続行されます。

アメリカによる核爆弾の保有は「ナチスに核爆弾を持たせてはいけないという危機感」から、「精神的なダメージを与えて日本を降伏させる」ことに大義がすり変わっていきます。

そしてオッペンハイマーはついに原子爆弾を完成させ、実際に広島と長崎に投下。

実際に自分が作り出した新型兵器で多くの犠牲が出て、そこでオッペンハイマーは原爆を創り出してしまったことへの畏怖の念に捕らわれる事となり、その後水素爆弾の開発には反対の姿勢を見せることになります。

それが原因で彼はソ連のスパイの容疑を掛けられ、結果機密情報へのアクセス権をはく奪、学者としての生命を絶たれることとなります。

映画の率直な感想【ネタバレ含む】

※ネタバレになる記載もあるので、見たくない人は飛ばしてください。

++++++++

オッペンハイマーは原爆が完成するまでは、一切自分がやろうとしていることに対しての疑問や迷いなどないような描写になっています。

その後広島と長崎に原爆が落とされて、初めて自分が作り出したものへの恐怖心を抱く事に。

個人的に印象だったのは、マンハッタン計画に参加した科学者のひとりが「物理学300年の集大成が悪人も善人も殺してしまう大量破壊兵器だなんてひどすぎる。自分は計画には参加したくない。」と涙ぐむシーンがあるのですが、オッペンハイマーには彼に同調するような気持の表現は一切ありません。

また原爆の実験が成功し、爆発で燃え盛る巨大炎のシーンがあまりにもリアルで、この炎で何も知らない市民が一瞬にして焼き尽くされ消えたのかと想像するととても辛い気持ちなりました。

この映画では広島や長崎の惨状に触れることがほとんどなく、オッペンハイマー氏からの視点に焦点が当てられているものの、日本人としては沈痛な気持ちになってしまいました。

日本人とそれ以外の人によって、この映画から受け取る印象はかなり違ったものになるのではないでしょうか。

ゆるママは途中「ヒロシマ、ナガサキ」という言葉が出てきたあたりから、何か自分の感覚が急に変わるのを感じました。

原爆の投下には

・ウラン型とプルトニウム型2つの爆弾がそれぞれ落とされているので社会実験として使われた

・根底にはアジア人差別があったため、実際に日本に投下されたのではないか

など色々な見方があります。

例えそこにアメリカの言う「理由や正義、大義」があったとしても、人類史上最も残酷な爆弾がアメリカによって日本に落とされたという事実は変わらないのですよね。

こう考えると世の中に確固たる「正義」なんてないのかもしれません。

使った金額。

時間があれば御徒町のジュエリーでも覗いていこうかと思っていたものの、とてもそんな気持ちにならず。

線路の向こう側にジュエリータウンが見えます。

取りあえず吉池の上のレストラン街でおひとり様ランチ。

カオマンガイ1,050円。

今回のおひとり様活動で使った金額は

・映画代1,300円
・ランチ代1,050円
・交通費400円
 合計2,750円

辛うじて予算内に収まりました。

暗い気持ちになった1日ではありましたが、この映画を観たことへの公開はナシです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・英検準1級
・TOEIC940点
・フランス語検定準1級
留学経験なしママによるおうち英語とおうち学習実践

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次