前回にのブログでは子どもの近視について、ゆるママ自身の体験談も合わせて書きました。
\関連ブログはこちら/
近視は一度なると治りません。
そして子どもの近視は親にとっては思いの他ショックな出来事です。
ですが子どもが近視になってしまったらとにかく近視が進まないように気持ちの舵を切り替えるしかありません。
親が子どもの目のためにしてあげられることはまだあります。
・この記事では近視進行抑制に効果があるといわれていること
・ゆるママが実践した経験や感想
を書いています。
少しでもこどもの近視の進行を緩めたい!と思う方には是非読んで頂きたい内容です。
①近くを見続けない
30分近くを見たら目を休める
どの眼科医にも言われたことなのですが、とにかく近くを長時間見続けないことが大切。
具体的には
手元30㎝を30分見たら5分遠く(6m以上先)を見て目を休める。
前もブログに書いた通り近くを見続けることで近視になるという環境要因がありますが、手元を長時間見続けることで近視が進行する原因にもなります。
なので既に近視になってしまったとしても、近視の進行を抑えるという意味で近くを見続けないように気を付けることはとても大切です。
わが家で実践している管理法
ゆるママ家ではとにかく「近くをずっと見続けない」ことに対してものすごく気を付けています。
そのためにわが家ではタイマーを活用!
実際に使っている無印のタイマーはこちら
- 本を読んだりテレビを見る時はこのタイマーで30分セット。
- タイマーが鳴ったら一旦手を停める。
- 10m離れたところから時計を5分見て目を休める。
わが家はこの流れをかれこれ2年ほど実践しています。
最初は5分間ボーっと遠くを眺めているだけだったのですが、それだと子どもの集中力も持たないので最近はこの5分間は英語のオーディオブックを聞く時間に充てています。
この方法だとたった5分でも時間を有効に使えるので目を休める+耳を使うのを同時進行するのはおススメです。
②積極的に外遊びをする
バイオレットライトの近視進行予防の効果
最近は近視の研究も進み、外遊びが子どもの近視予防に効果があるということが言われています。
紫外線に含まれるバイオレットライトには近視の発症、進行を抑える効果があるとのこと。
\この本に詳しく記載されています/
バイオレットライトの効果を得るためにはなるべく1日2時間程度の屋外活動が推奨されているのですが、これは バイオレットライトの効果=外遊び ではなくて、屋外で日に当たればOKなんだとか。
活動的に動かくなくてもただ歩くとか、日陰でボーっと座っているとかでもその効果は得られるとのこと。
現代の子どもに近視が増えている原因として外遊びの時間が減ったことも挙げられています。
確かにゆるママが小学生の頃は毎日外で遊んでいた記憶がありますが、最近の小学生はあまり外で遊んでいるのを見かけませんね。
またコロナ禍で外出を控えるようになった影響で近視の子どもがものすごく増えたとも言われています。
こう考えると子どもの体って生活環境の影響をものすごく受けているんだなと感じる。
大人にとってはほとんど関係ない事でも子どもにとっては大切な事だったりもする。
大人と成長期の子どもを同列に考えてはいけませんね。
屋外での時間を長くするための工夫
わが家もなるべく子どもが外で過ごす時間を1分でも長くするように心がけています。
でも意識しないと1日のうち日に当たっている時間ってものすごく少ない!
ゆるママ家→学校まで往復10分。
1日の屋外活動が最低限確保できる時間は通学時間のみ。
あとは学校での休み時間や屋外での体育の時間があるくらい。
意識しないと1日1時間も日光に当たる時間を確保できない・・・。
なのでわが家としてはなるべく以下を実践するようにしています。
- 移動はなるべく自転車or徒歩
- 選択肢があるなら屋外スペースで飲食
- 休日は公園など屋外で遊べるところに行く
とにかく平日は学校もあるし外遊び2時間を確保するのはかなり厳しい。
なのでなるべく1週間単位で考えるようにして、週末多めに屋外活動を取り入れるようにしています。
あと普段の移動時間も有効活用!
電車で行かずに少し頑張って自転車で行く事で日に当たる時間が長くなるので、移動手段も意識しています。
③近視進行防止の目薬マイオピン
昔と違って最近は近視の進行を予防する手段がある。
これは娘が近視と分かって最初に眼科医に言われた話。
そのうちのひとつにマイオピン点眼薬があります。
マイオピンって何?
低濃度(0.01%)のアトロピン点眼薬。
シンガポールで研究と臨床実験が行われ、近視の進行予防が50%程度あると言われている。
手軽に出来る近視進行予防のひとつがマイオピン点眼薬です。
この目薬は就寝前に点眼するのみで難しいことはありません。
また研究の結果副作用も低いと言われています。
実際に娘も2年ほどこのマイオピンを使用していましたが、特に副作なく使用することができました。
マイオピンのデメリット
マイオピンの欠点は値段が高いこと。
マイオピンは眼科で購入可能なのですが、保険適用外のため1本3,000円程度します。
1ヶ月で1本利用の目安なので、1年間使うとなると36,000円。
しかも絶対に効果があるという訳でもなさそうなので、このお値段をどう取るか。
ゆるママはお金よりも子どもの視力の方が心配だったので金銭面には目をつむって使っていました。
実際に効果はあるのか?
2年ほど使用した感想ですが効果があるのかは分からないというのが本音です。
確かにわが家の娘は比較的近視の進行は緩やかで急速に視力が落ちるようなことはありませんでした。
でもそれがマイオピンの効果かと言われるとよく分からない。
近くを見続けないとか日中日に当たるようにするとか、日常生活面で気を付けていた部分もかなりあるので、マイオピンの効果だけを判断することは不可能。
それでも実際にたっかいお金を出してマイオピンを続けたことへの後悔はありません。
近視の進行が緩やかだったことへのマイオピンの貢献もあると思っています。
④オルソケラトロジー
オルソケラトロジーって何?
一般的なコンタクトレンズとはことなり、夜間就寝中に装着するコンタクトレンズ。
就寝中に装着することで角膜の形を一時的に矯正し、日中コンタクトレンズを外しても裸眼で生活が送れるようになる。
娘は昨年12月にこのオルソケラトロジーを始めました。
オルソの開始と同時にマイオピン点眼はやめています。
メリット
- 裸眼で日常生活を送ることができる。
- 近視進行の予防効果が高い。
- 小学生低学年~利用可能。
- コンタクトレンズなのでいつでもやめられる。
「小学生が寝てる間に着けるコンタクト!?何それ!!」
という感じでしたが、これ、実際にやっている小学生結構いるんですよ。
眼科に行くと常に一定数のオルソの患者がいるし、周りでも「実際にやっている。」という子が何人かいます。
わが家がオルソケラトロジーを始めた理由は近視進行の予防効果が高い、それにつきます。
日常生活で色々気を付けていたとしても、子どもは成長期であることから近視の進行は進みやすいと言われています。
オルソケラトロジーだとその成長に伴う近視の進行分は抑えることが出来ると言われているため、利用する事にしました。
まだ利用しから半年もたっていないので効果はなんとも言えませんが、オルソに関しては別の記事で詳しく書きたいと思います。
デメリット
- 保険対象外の為費用がかなり高額になる。
- 近視が強い場合は効果が出にくい。
- コンタクトレンズなので感染症の危険がある。
- 小学生は親の補助が必須
オルソの一番のデメリットは費用がかなり高額であること。
高いです、本当にお金がかかります。
自由診療なので病院によって値段はピンキリなのですが、初回大体安くて15万円、平均20万円前後。
またランニングコストとしてレンズの交換(片目4万円程)やケア用品代、診察代(保険対象外)など、とにかくお金がかかる。
経済的な余裕がない人にはオルソを使い続けることはかなり厳しいと思われます。
また近視が進んでしまうと効果が出ず視力がでないこともあるそうなので、オルソにはタイムリミットもあります。
一般的には裸眼視力0.1以下になると効果が出にくくなると言われている様です。
実際に利用した感想
今のところわが家はオルソの効果もあって。両目1.2~1.5ほどの視力がでています。
また特に感染症や目に大きな傷などもありません。
初めの頃は親も上手くコンタクトを入れられなかったりコンタクトがズレてしまったりと結構大変でしたが、装着に関しては親子で大分慣れてきたと思います。
子どもも眼鏡なしの方が生活しやすいらしく、今のところ大きな問題はありません。
オルソケラトロジーに関しては別の記事で詳しくまとめたいと思っています。
⑤MyoSmartレンズ
HOYAが出している近視進行抑制のためのレンズ。
特殊なレンズを使用しており、約60%の近視抑制の効果があると言われている。
現在日本では購入不可能。
わが家は海外在住時にこのレンズを2年ほど利用していました。
その間近視は本当に進まなかったんです。
ただこのレンズ日本ではまだ認められておらず国内での購入が出来ません。
(つーかHOYAって日本のメーカなのでは・・・。)
わが家は日本に帰国してから子どもがメガネレンズを傷つけてしまい、強制的にMyoSmart終了。
その時はまだオルソにも少し抵抗がある年齢だったこともあり、真剣に海外にMyoSmartの眼鏡を作りに行こうか悩んでいました。
もしこのレンズが日本でも購入可能であったら、オルソではなくMyoSmartでもよかったかな?と思えるレンズでした。
眼鏡なのでコンタクトの様に目に与える影響も少ないですしね。
日本って医療系の認可が出るの、本当に遅いですよね。
他のアジア諸国と比較すると日本ではこどもの近視が軽視されている傾向もあるので、そのせいもあるのかもしれません。
MyoSmartレンズについて共同通信の記事がありましたので、気になる方はこちらをご覧ください。
まとめ
以上、ゆるママ家で実際に実践したことがある近視進行の抑止方法5つをご紹介しました。
この5つ巷に今ある近視進行抑制方法のほとんどだと思います。
娘の3年前の視力は両目とも大体0.3程。
オルソ開始前に測った裸眼視力は右目0.3/左目0.1くらいだったので、緩やかに近視が進行している感じでしょうか。
冒頭でご紹介している別記事でも書いていますが、近視が進行すると様々な目の病気を引き起こす原因となるのでなるべく進行しない様に気を付ける必要があります。
まずは簡単に日常生活に取り入れられることから始めてみましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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